ミンミンゼミ

ミンミンゼミは「カメムシ目セミ科」に属するセミで、名前の通り『ミンミン』と鳴いているのですぐに識別できます。大きさはアブラゼミと同じぐらいで、黒褐色の体に緑色の斑紋があり、翅（はね）は透明です。警戒心はアブラゼミよりは少し強い感じです。

西日本では山地に住むようですが、東日本では住宅地でも普通に見られます。この個体は家の前の木で捕まえたものです。

ミカド型

体の黒い部分が少なく、ほとんど緑色の「ミカド型」と呼ばれる個体もいるようで、子どもが教えてくれました。「これはミカド型だ！」と興奮して持って来ましたが、本当かどうか正直よくわかりません。

ミンミンゼミの羽化の様子

夏休みに近所の公園にセミの羽化を見に行きました。時間帯としては18:00〜20:00あたりがよさそうです。終齢幼虫が次々と出てきて羽化をしている様子を、蚊にさされながら観察しました。

意外にも木の幹ではなく、アジサイの葉のような不安定な場所が人気のようです。透明で透けた翅（はね）が綺麗ですね。

ミンミンゼミの産卵の様子

産卵をしている個体がいました。生木より枯れ木、それも細めの枝を好んで産卵するようです。