分 類 | カメムシ目 |
科 名 | セミ科 |
体 長 | 63〜70mm |
時 期 | 6〜9月 |
分 布 | 本州(関東地方以南)〜沖縄 |
鳴き声 | シャーシャー(主に午前中に鳴く) |
クマゼミは「カメムシ目セミ科」に属するセミで、名前の通り黒くてツヤのある大型のセミです。頭部の幅が広く角張っているのも特徴です。翅(はね)は透明で、付け根のあたりに黄緑色とオレンジ色が入っており、よく観察すると美しい配色です。

クスノキやケヤキ、エノキなどの樹木でよく見られます。木の高いところで鳴いていることが多いため、捕まえるのは難しいです。また警戒心が強く、半径2mぐらいに近づくとピタッと鳴き止んでしまいます。
この個体は子どもにせがまれて近くの公園に3日ほど通い、最後はジャンプでなんとか捕まえました。鳴き声を出すためのオスの腹弁はオレンジ色です。

これがクマゼミかぁ、本当にクマみたいだ。
いつも鳴き声はするけど、木の上の方にいるから難敵だったね。
クマゼミの分布
クマゼミは西日本に多く分布し、関東には少ないとされていますが、現在私が住んでいる関東でも普通に見られます。どうやら地球温暖化が影響しているようです。
先日関西で公園に行く機会がありましたが、やはり9割がクマゼミといった様子でアブラゼミを見つけるのが難しく、東西を移動して改めてセミの分布の違いを実感しました。

クマゼミの抜け殻の見分け方
クマゼミの抜け殻は比較的見分けやすいです。アブラゼミやミンミンゼミと比べると肩やお腹周りが一回り大きいですし、茶色もやや濃いように思います。一番分かりやすいのがお腹の方にある「でべそ」のような突起があることです。


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