分 類 | カメムシ目 |
科 名 | セミ科 |
体 長 | 55〜70mm |
時 期 | 7〜9月 |
分 布 | 北海道〜九州 |
鳴き声 | ジージリジリジリ(主に午前中に鳴く) |
アブラゼミは「カメムシ目セミ科」に属する日本の夏を代表するセミです。サクラ、ナシ、リンゴなどバラ科の樹木に多く、だいたいサクラの木にいますね。警戒心は弱い方で、低いところにも平気で止まっています。
大きさはミンミンゼミと同じぐらいで、体は黒褐色、翅(はね)は茶色です。調べたところ、翅が透明ではなく色がついているセミは少数派のようです。

セアカ型
子どもが「リュウキュウアブラゼミだ!」と持ってきたのは、赤みがかったアブラゼミ。流石に沖縄のセミがいるわけがありませんが、まれに本州でも「セアカ型」と呼ばれる赤みが強い個体がいるようです。

図鑑にはセアカ型のこと、全然書かれていないね。
調べてみたら、突然変異みたいなものだって。でもその後も何回か見たよね。うーん、謎だ。
アブラゼミの抜け殻の見分け方
アブラゼミの抜け殻はよく見かけますが、大きさの似ているミンミンゼミの抜け殻と見分けるとなると、なかなか難しいです。
『セミハンドブック』によると、「7節ある触覚のうち、アブラゼミは3節が最も長く、ミンミンゼミは各節の長さに変化はない」と書かれています。こちらのサイトでも、抜け殻の見分け方について詳しく解説されています。

アブラゼミの羽化の様子
子どもにせがまれて、セミの羽化を観察するために夜の公園に来ました。見慣れた抜け殻ではなく、中身のいる終齢幼虫が次々と羽化をしていく様子には驚きました。
時間帯としては夜の18:00〜20:00頃がピークのようです。アブラゼミはミンミンゼミと違い、翅(はね)が透けておらず白いので判別がつきます。



アブラゼミの産卵の様子
産卵をしているアブラゼミもいました。生木より枯れ木、それも細めの枝を好んで産卵するようです。

すごい! 本で見た通りだ!
セミの羽化がこんな近くの公園で見られるとは。でもいっぱい蚊に刺されちゃった(トホホ…)
コメントを残す