分 類バッタ目
科 名キリギリス科
体 長25〜40mm
時 期7〜9月
分 布本州
場 所河川敷、草地
鳴き声ギーッチョン

キリギリスは「バッタ目キリギリス科」を代表する昆虫です。イネ科の植物が豊富な環境に生息し、真夏の強い日差しの中で「ギーッチョン」と大きな音で繰り返し鳴きます。鳴くのはオスだけで、翅(はね)を少し立て、左右の前翅(ぜんし)を擦り合わせて音を出します。

キリギリスは背の高い草むらの奥で鳴くため、鳴き声は聞こえてもその姿を見ることはあまり多くありません。また、後ろ脚が発達しており、跳躍力が強いので、草むらの中を素早く移動できます。

キリギリス科の代表格のため、ずっと長い間探していたのですが、なかなか出会うことができませんでした。この個体は、夏の暑い日に大人の背丈以上ある草むらをかき分けながら、苦労して捕まえたものです。

これまでの虫捕りの中で、一番大変だったかもしれない。

汗だくになったけど、ようやく見つけたね。がっしりとして甲冑を着ているみたいで、かっこいいね。

ニシキリギリスとヒガシキリギリスの違い

2000年代以降、キリギリスは「ニシキリギリス」と「ヒガシキリギリス」に分けて考えられるようになりました。近畿地方より西に分布する「ニシキリギリス」は、翅(はね)の側面に黒いスジ状の模様があるのが特徴です。一方、東に分布する「ヒガシキリギリス」は、翅にだんだら模様(段々)があり、見た目で区別できます。この個体は「ヒガシキリギリス」になります。

キリギリス

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