分 類 | カメムシ目 |
科 名 | セミ科 |
体 長 | 41〜50mm |
時 期 | 6〜9月 |
分 布 | 北海道〜九州、奄美大島 |
鳴き声 | カナカナカナ(主に朝と夕方に鳴く) |
ヒグラシは「カメムシ目セミ科」に属するセミで、褐色の体に黒と緑の斑紋があるのが特徴です。翅(はね)は透明で、アブラゼミやミンミンゼミと比べると小柄で、ほっそりとしています。
「日暮」と書くように明け方や日暮れ時によく鳴きますが、薄暗い林の中では日中でも聞くことができます。「カナカナカナ」という鳴き声は風情がありますね。


この個体は自然が多く残る公園の杉林にいました。警戒心が強い上に薄暗い場所では見つけるのは大人には困難でしたが、子どもは器用に何匹も捕まえていました。
うわ! このヒグラシにはセミヤドリガが付いているぞ!
ぎゃー! 図鑑に書いてあったやつか。早く逃がして!
ヒグラシの抜け殻
ヒグラシの抜け殻は「アブラゼミ」や「ミンミンゼミ」と比べると、一回り小さいです。また、「ツクツクボウシ」の抜け殻が背中が平たく艶がないのに対し、背中が盛り上がり艶があるのが見分けるポイントです。

ヒグラシの羽化の様子
杉林の明るい場所で羽化をしている個体を見つけました。早く体が固まるとよいですね。

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