分 類コウチュウ目
科 名タマムシ科
体 長24〜40mm
時 期6〜9月
分 布本州〜南西諸島
場 所森林、河川敷
食 物エノキ、ケヤキ(幼虫)

ヤマトタマムシは「コウチュウ目タマムシ科」に属する昆虫で、タマムシの代表的な種です。金属のような緑色の光沢を持ち、背中には虹色の縦縞が入る美しい姿で知られています。

エノキやケヤキ、サクラなどの樹上で活動しているため、その姿を目にする機会は少なく、成虫としての活動期間は約1ヶ月ほどです。成虫は夏の終わりにエノキやケヤキなどの倒木の割れ目に卵を産み、幼虫は枯れ木の中でトンネルを掘りながら2~3年かけて成長し、蛹(さなぎ)になります。成虫は葉を食べます。

古くから縁起のよい虫とされ、構造色と呼ばれるこの光沢は死んだ後も色褪せることがないため、装飾品や工芸品としても利用されてきました。

ヤマトタマムシ
ヤマトタマムシ

タマムシの生息場所

この個体は、9月上旬に自然が多く残る森の入口で見つけました。たまたま手の届く高さにいたのはラッキーでしたが、近くに間伐材の倒木があったため、産卵のために訪れたのかもしれません。この木がエノキだったかどうかは不明ですが、写真を撮りしばらく観察した後、元の場所に戻しました。

すごい! 生きたタマムシを見るのは初めてだ!

お腹の部分まで金ピカだったのはビックリだったね。

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