分 類バッタ目
科 名バッタ科
体 長22〜38mm
時 期7〜10月
分 布本州、四国、九州
場 所森や林のへり

ヤマトフキバッタは、「バッタ目バッタ科」に属する昆虫で、平地や山地の林縁のやや薄暗い場所に生息しています。体長は約3cmで、一見イナゴにも似ていますが、本種は翅(はね)が短いのが特徴で、この翅は退化しており飛ぶことができません。そのためあまり活発ではなく、活動範囲も広くはありません。フキの葉を好むためこの名が付きましたが、クズやアジサイの葉も食べます。

この個体は、自然が豊かに残る森で5月頃に1cmほどの幼虫を捕まえました。家に帰ってから、まだら模様の脚や幼虫の姿を参考にして調べたところ、ヤマトフキバッタであることが分かり、そのまま飼育することにしました。

ヤマトフキバッタの幼虫

何回か脱皮を経た後も翅が長くならないため、不思議に思っていたのですが、どうやらこちらで成虫だったようです。飼育ケースの中でもずっと下におり、エサの交換のために外に出した時も逃げる様子がなく、後ろ脚でぴょんぴょんと移動する程度でした。最終的には産卵した後、寿命を迎えました。

ヤマトフキバッタ

翅が短いから、終齢幼虫なのかなと思っていたよ。

フキバッタはこれで成虫なんだよ。飛べないバッタってめずらしいね。

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