分 類 | バッタ目 |
科 名 | バッタ科 |
体 長 | 35〜45mm(♂)/55〜65mm(♀) |
時 期 | 7〜11月 |
分 布 | 本州、四国、九州、沖縄 |
場 所 | 丘陵や山間部の草地 |
クルマバッタは「バッタ目バッタ科」に属する昆虫で、トノサマバッタに似た外見を持っています。翅(はね)を広げた時に、後翅に車輪状の黒い帯が見えることが、名前の由来になっています。
体色は緑色、もしくは褐色で、体長は35〜65mmと大型になりますが、トノサマバッタよりはやや小さいです。自然状態のよい森の近くの草地で多く見ら、都市部ではほとんど見られません。この個体は、川の上流に行く途中の草地で見つけました。

この大きいのはメスだね。
これはまた少し色味が違うけど、メスはやはり大きいね。
トノサマバッタとの違い
クルマバッタを見分ける際のポイントは、背中の盛り上がりと翅の模様です。クルマバッタの背中はトノサマバッタよりも大きく盛り上がっており、翅の黒褐色の模様も大きく目立ちます。一方で、トノサマバッタの翅には小さなまだら模様が入っています。
また、翅を広げるとクルマバッタは黄色い地に黒い帯があり、飛んでいる時に車輪が回っているように見えるのが特徴です。飛翔中は「シュルルル」と大きな羽音を立てます。

クルマバッタモドキとの違い
「クルマバッタモドキ」もクルマバッタに似ているためその名がついていますが、クルマバッタよりも小柄で背中の盛り上がりが少ないです。
また、クルマバッタは翅の根元が黄色なのに対し、クルマバッタモドキは白色です(下の写真がクルマバッタモドキです)。

うーん、見た目が似ている種類が多いなぁ…
慣れてくると、飛んで逃げる時の翅の色で分かるようになるよ。
おー